2013京都紅葉の旅@

 iPhoneのカメラを通してみても、やはり神護寺の紅葉が圧巻です。他の場所も、時期的にもう少し遅ければ鮮やかな紅葉が楽しめたはずですが、京都への旅は春の桜も秋の紅葉も、ほんの数日の予定のズレが命取りになってしまいます。
 今年の僕は、もう一度12月の頭に京都に旅しようというのですから、贅沢この上ありませんね。インターネットで調べてみたところ、いくつかの有名な場所が、まだ12月の上旬に紅葉のピークを迎えるようです。その中には清水寺も入っています。僕は、清水の紅葉は今まで一度も目にしたことがありません。次の旅でその願いが叶えば最高です。
 醍醐寺やJR東海のテレビCMで使われた光明寺なども、12月の上旬まで紅葉が続くそうです。また、今回の旅行では夜間のライトアップしか見ることができなかった、北野天満宮に隣接する御土居(おどい)の紅葉も12月の上旬まで続きます。
 「わざわざ京都まで行かなくても、紅葉の名所は近くにもあるんじゃないですか?」と言う人もいますが、京都という街は歴史のにおいを染みこませた実に魅力的な雰囲気を持っています。そして、そんな京都で目にする紅葉はまた格別なのです。まるで、幕末の志士たちの流した真っ赤な血を吸い込んだような紅葉です。でも、決して不気味な雰囲気を漂わせているわけではありません。
 12月の再訪では嵯峨野の宝筐院(ほうきょういん)の紅葉が見られるでしょうか。素晴らしい庭園なのです。【完】

 京都の紅葉は時期を当てるのが本当に難しいのです。恐らく、常寂光寺の近辺では常寂光寺だけが紅葉が早く、その他の場所は遅い。ですから、去年より2週間も早く京都に足を運んだ今年は、常寂光寺の美しい紅葉は楽しめても、近隣の厭離庵(えんりあん)や宝筐院(ほうきょういん)や二尊院などは、ほとんど紅葉が見られなかったのでしょう。それらの場所は、恐らくあれから1週間経った今頃か、さらにもう1週間経った12月の頭に紅葉の見頃を迎えるのだと思います。
 それにしても常寂光寺というのは風情たっぷりの場所です。階段に滑らないように注意しなければなりませんが、境内の美しさは格別です。また上から京都の街並みを望むこともでき、手前に紅葉したもみじを写すことができれば、価値のある写真になることでしょう。

2013.11.17〜18

 京都観光二日乗車券は2,000円で、市バス、京バス、市営地下鉄が乗り放題です。だから、ものすごくお得。ちなみに、市バスの基本運賃は220円。今回のように神護寺まで足を伸ばせば、もっとかかります。それでも、この二日乗車券があればフリーパスです。
 また、京福嵐山電鉄(嵐電:らんでん)は一回の乗車で200円。このフリーパスは500円で買えますから、3回乗れば元が取れることになります。京都は実に便利な街ですね。

 御土居は北野天満宮に隣接する庭園です。昨年の12月には見事なまでの紅葉を見せてくれた御土居も、さすがに今年はまだ色づき始めでした。ただ、初めて御土居のライトアップを見ることができたので、良かったと思います。実際に園内を歩いた感想は、「やっぱりダメだったなあ」というものでしたが、後から写真を見てみるとなかなかいい作品が撮れているではありませんか。もしこれが紅葉のピークだったなら、さぞかし素晴らしい光景だったのでしょうね。この日は嵐山を中心によく歩いたので、活動はここで終わり。あとは嵐山電鉄で四条大宮に戻りホテルでゆっくり休むだけです。翌日は神護寺に行く予定なので、疲れをしっかりととっておかないといけません。

 今回の京都の旅は、間近になってから迷いに迷った挙げ句ホテルを探したので、日程的にかなり苦しくなってしまいました。インターネットで調べても京都の紅葉のピークがいまひとつ明確ではなく、僕はこの時期を選んでしまいましたが、実際に京都に行ってみると、紅葉には少しだけ早かったようです。向こうに行ってから分かったのですが、今年の紅葉のピークはもう1週間後の23日・24日の予定です。ちょっと残念なことをしました。でも、それでもカメラがとらえた紅葉の美しさは息をのむほどです。どうぞ、今回もお楽しみ下さい。それから、馬鹿だなあと思われるかも知れませんが、12月の頭の紅葉を昨年のように期待して、12月1日・2日にも再度京都へ旅する予定です。

 朝のテレビ中継を見ていなければ、この神護寺に足を運ぶことは恐らくなかったことでしょう。こんなに素晴らしい紅葉と出会えたのは、非常に運が良かったということになりますね。色合いとしては、前日に訪れた嵯峨野の常寂光寺の紅葉と似ているように思いました。真っ赤よりも鮮やかな朱色に近い感じです。しかも、何種類もの朱色・赤色系のグラデーションが何とも言えず美しい。昔の人々は、これだけの紅葉を意図的に設計したのでしょうか。とにかく印象に強く残る名所でした。

 長い長い石段を登り詰め、やっとのことで神護寺の山門にたどり着きました。ここは京都に来る直前に朝のテレビ番組で紅葉の鮮やかさを特集していたところです。ですから、今回は何としても訪ねてみようと思っていたのですが、とにかく遠い。京都駅からもバスが出ていますが、僕は嵐電の太秦天神川から8番のバスに乗りました。ところがこれが大変。バスの中はすし詰め状態で、終点の高雄までは大変な旅になりました。しかも、この8番のバスは1時間に1本しか出ていない。2本出ているのは朝の8時台と9時台だけなのです。
 何とか高雄に到着したはいいものの、そこから神護寺の山門までが大変な道のりでした。昨年修学旅行で来たときには、僕は学級担任ではなかったので、怪我人の付き添いをしながら、バス停の近くの食堂で子供たちの帰りをずっと待っていました。あのとき、クラスの子たちはこの石段をずっと登っていったのかと思うと、感心してしまいます。登り坂の途中には何軒か茶屋があり、もし糖尿病を患っていなければ、そこで甘いお汁粉などを食べたかったですね。
 さて、これから神護寺の境内に入ります。今までの紅葉も素晴らしいものでしたが、境内の紅葉は感動の余りそこに立ちつくしてしまうほどの美しさでした。しんどい思いをして来た甲斐があったというものです。

 宝筐院の次に訪ねたのは、かつて妻が本で調べてくれた厭離庵(えんりあん)です。ここは、普通に道を歩いていたら恐らくは気がつかずに通過してしまう場所でしょう。奥まったたたずまいが何とも言えず神秘的で、静寂を感じさせてくれます。今回はほとんど紅葉を楽しむことはできませんでしたが、僕にとっては特別な場所なので、ここに立ち寄ることができただけでも幸運でした。厭離庵を出た後は、落柿舎のすぐそばの茶屋で大きな柿を食べ、嵐山に帰って来ました。嵐山では渡月橋の近くで2軒ほど行列ができている店がありました。一つはコロッケ屋さん。そしてもう一つが揚げ物屋さんです。僕は「湯葉チーズ」を食べました。糖尿病の身にはあまり良くない感じですかね。(→後日再訪時の厭離庵

 昨年の宝筐院を知る者にとっては、やはり今年の宝筐院は物足りなさを感じました。全盛期には紅葉・黄葉入り乱れたこの世のものとは思えないほどの見事な光景を見ることができます。これからは、京都の紅葉の旅は11月下旬に設定しなければなりませんね。ただ、僕の場合は学校の教員をやっている関係で、もし3年生の担任をしていたとしたら、11月24日前後に旅を企画するしかないでしょう。

 二尊院は昨年は立ち寄らずに通り過ぎてしまいました。今年は、京都の紅葉の三大名所(醍醐寺・二尊院・嵐山)に数えられていたので、旅行前は期待していたのですが、まだ紅葉はピークに達していないという情報を聞いて、あまり期待はしていませんでした。実際、紅葉のピークにはまだ遠い感じでしたが、それでもこれだけの美しさを呈してくれていました。この次はぜひピークに立ち寄りたいと思います。ここからは宝筐院に向かいます。昨年はどんぴしゃの美しさでしたが、恐らく今年はまだ色づきが悪いことでしょう。

 もうすぐ常寂光寺です。天龍寺から竹林を抜け、トロッコ列車の嵐山駅を通過すると、常寂光寺に行く前に小倉池という池があります。恐らく名前はこれで正しいと思うのですが。そのほとりに、きれいに紅葉したもみじがありました。目が覚めるようなその美しさに、「やはり京都は期待を裏切らない場所だなあ」としみじみ思ったものです。去年は12月の頭に来たので、この近辺の紅葉はすでに終わりを迎えていましたが、逆に今年は早めに来てしまったので、時期としてはぴったりだったのかも知れません。これから、常寂光寺のびっくりするような紅葉(真っ赤というよりも燃えるようなオレンジ色と表現した方がいいかも知れません)をお見せしましょう。

 台風の影響による、先日の桂川の大反乱で壊滅的な被害を受けた嵐山ですが、あのときの状況が嘘のようにすっかり修復されていました。ただ、美空ひばりさんの記念館だけは廃館になっていて残念な気持ちになりました。最近では、京都には中国系の観光客だけでなく、イスラム系の人たちも訪れています。イスラムの女性たちはそのファッションで一目瞭然です。
 天龍寺の駐車場は昨年と比べるとまだ色づきがよくありませんでしたが、それでも場所によってはまだ緑が濃い葉に混じって真っ赤に紅葉した葉が重なり、大変美しい光景を見せてくれていました。実は、今年はまだ早かったとあきらめていた嵐山の紅葉は、天龍寺の次に訪れた常寂光寺で驚くほど素晴らしい情景を見せてくれることになります。それでは、天龍寺の境内を散策した後、その常寂光寺に歩みを進めましょう。

iPhone5が見た紅葉はこちら